【岡山の車修理】保険修理とバンパー交換の基準について

保険の等級とは

自動車保険の「ノンフリート等級別料率制度」は、等級が高ければ高いほど保険料が安くなり、基本的に1年間無事故であれば、翌年度の契約では等級が一つ上がるという仕組みとなっています。そのため交通事故に遭って保険を使うと、翌年度の契約では現在の等級から、事故の内容によって3等級または1等級下がるため、保険料が高くなってしまうのです。

自動車保険の等級には1～20等級まであり、新規で保険に加入した場合、原則6等級からのスタートとなります。自分の等級は、自動車保険証券で確認することができるので、保険修理を行う前に必ず確認しましょう。

保険を使用するかどうかの判断基準

事故修理で保険を使用するかどうかは、翌年度以降の保険料の増額分と、車の修理費用で判断します。翌年度以降の保険料の増額分と車の修理費用を比較し、車の修理費用が高くなる場合には、保険を使用するほうが適しています。反対に、翌年度以降の保険料の増額分が車の修理費用よりも高い場合は、自己負担での修理が適しています。

例えば車同士が衝突する事故で、車の修理費用に10万円かかるとすると、車両保険を使って修理を行うと翌年度は3等級下がり、その分だけ保険料が上がります。このようなケースでは、保険料の増額分が10万円を超える場合は、保険修理が適していると判断することができます。

多くの保険会社では、どちらが高くなるのかのシミュレーションを行うことができるので、結果を参考に保険修理か自己負担での修理かを、判断することをおすすめします。

バンパー交換の基準

・手のひらサイズよりも大きな傷や凹みがある
バンパーに生じた傷や凹み、擦り傷などの損傷の大きさが手のひらに収まる場合は、修理で対応することができます。しかし、バンパー全体に及んでいる損傷や、穴が空いてしまっている場合には、一般的にバンパーの交換を行います。

・交換のほうが修理よりも費用が安い
修理できる損傷であっても、複数箇所の損傷や範囲が大きい損傷では、修理にかなりの費用がかかってしまうので、交換するほうが費用を抑えられる場合があります。

・板金塗装に対応していない業者に修理を依頼した場合は交換のみ
バンパーの修理には板金塗装の知識と技術が必要となるため、板金塗装に対応していない業者に修理を依頼した場合は、バンパーを交換することしかできなくなってしまいます。また、そのような業者に依頼し、どうしてもバンパーの修理を行いたい場合には、板金塗装の対応が可能な業者に外注してもらう必要があります。費用と時間が余計にかかってしまうので注意が必要です。

バンパーの修理と交換では費用が大きく異なるので、修理での対応を希望する場合は、あらかじめ板金塗装の対応が可能な業者に修理または交換の相談をすることをおすすめします。修理と交換が可能な修理業者であれば、どちらが費用を安く抑えられるのかなどを、正しく判断してくれます。